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 私たちの会は、平田研一議員に対して公開で抗議と質問をいたしましたところ、回答文が届きました。
 私たちの会はこの回答文には全く承服できません。不誠実そのもので、自己弁護に終始しています。
 冒頭に、「少人数での話し合いを多芸様に申し入れていたところであり、こちらからお断りしたことはありません」と述べられていますが、1月18日にもちました私たちの会のメンバーと平田研一議員との話し合いを平田議員は糾弾会と述べ、その後、「私は糾弾されることはないので、そのような場には出ません」と答えられました。昨年、私たちの会は、TBS,NHKの精神しょうがい者差別番組を取り上げ、各局の責任ある立場の人たちとそれぞれ二度の話し合いをしましたが、それらの時も参加人数の制限はなく、話し合いを続けたことを述べ、人数制限には応じられないことを伝えました。しかし、平田議員いわく「TBSも
NHKも人数制限出来ないのは当然です。差別番組を放送したのですから。しかし、私は差別もしていないし、糾弾されることをしていないのだから、4人以内の人となら話し合いに応じます」との見解を示されたのでありました。これらの事実を隠し、話し合いを断っていないと、堂々と述べられることには憤りを覚えます。平田議員の回答文は、自身が差別する思いがないこと、精神障害者に対する理解者であることを繰り返し強調されています。しかし、私たちが質問した具体的な内容には何一つ誠実に、具体的に回答されていません。例えば、宇治小学校の生徒や育友会員の人たちのなかにあった差別発言に対して、育友会長として、市会議員として、どのような具体的行動をとられたのか、宇治市へ医療関係者の通院治療が正しかったのかを正して欲しい、と要望されたことについて、犯人が社会に出てきたときに特別な配慮を求められている内容について、等など全く具体的に答えられていません。
 誰でも心のなかに差別する思いをもったり、気付かずして差別してしまうことはあろうと思います。そんな自分と向き合い、共に話し合い、差別のない社会を目指して生きていく大切さを思います。とりわけ、平田研一さんは、宇治市市会議員であり、宇治小学校の育友会会長の職にあります。その方が、自分は精神しょうがい者に差別する思いを持っていないので糾弾されることことはないと、私たちの会員と開かれた話し合いを拒否し、公開の抗議と質問にも具体的に回答をされないことには怒りを覚えます。

------------------------------------------------------------------------[平田議員よりの回答文全文]

2004年3月27日


京都精神しょうがい者の人権を守る会
 代表 多芸 正之 様


平田 研一


 公開質問状を頂きましたので、お答えします。
 まず、再度の話し合いが開かれていないことに対するご指摘を頂いております。私も話し合いの実現に向けて真摯に対応してきましたが、少人数での話し合いを多芸様に申し入れていたところであり、こちらからお断りしたことはありませんので、その旨申し上げておきます。
 1月18日の話し合いの場でも申し上げましたように、私の全員協議会における発言は、皆様が懸念されるような意図で行ったものではありません。しかし、皆様に不快な思いをさせたのであれば、時間の制約もあり、私の言葉が足らなかったために、誤解を与えたのではないかと、残念に思います。
 実際に、1月18日の話し合いでは、貴会の皆様の主張をお聞きし、大変勉強になり、多くを学ばせて頂きました。
 私の思いとしては、現に発生した事件に対して、保護者から多数寄せられた「児童の安全確保のために、何が足りなかったのか」という疑問とともに、あの事件により、地域にお住まいの精神障害者の方々が孤立したり、差別を受けたりすることがないような対応を考える必要があるというものであったことを、ご理解いただければと思います。
 事件後の昨年12月19日に宇治小学校保護者代表として私は、「今回の事件で閉ざされた学校になってしまうのではないか、また、精神障害者に対して、偏見や差別につながるのではないかと危惧しております」というコメントを発表しましたが、私の思いはまさにその通りです。
 また、私が市議会議員に当選して初めて市議会で行った質問は、障害者の地域生活を支援するために、「宇治市に障害者のグループホームの整備を求める」というものでした。障害のある方もない方も、共に支えあって生きる共生社会の構築が、私の目標です。
 今回、貴会からご指摘のあったことを、重く受け止め、これまで以上に、人権の擁護に努め、真の共生社会に向けてこれからの活動に生かしてゆきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。