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TBS「ウォッチ!」差別事件6.10第2回話し合い報告
2003年6月10日、めぐみホームにおいて、去る4月4日TBS「ウオッチ」内で名古屋通り魔事件を取り上げ、高橋紳吾助教授のコメントとして犯人は「統合失調症」の可能性発言を放映した「統合失調症」(精神しょうがい者)差別事件の二回目(一回目5月1日)の糾弾会をもちました。当夜、TBS側からTBS総務局 高橋広成法務部長、TBSライブ制作本部 太田晴弥副本部長、TBSライブ 玉置英樹考査主幹が来られました。
一回目の糾弾会においてTBSライブ制作本部 太田晴弥副本部長、TBSライブ 玉置英樹考査主幹は、今回の番組が「統合失調症」(精神しょうがい者)差別事件であったことを認め謝罪の言葉を述べられました。そして、4月7日の「ウオッチ」の同時間に「お詫び」(40秒)を述べたこと、問題の取材テープは同日同番組が始まって1時間後に完成したためプロデューサーが内容を確認せず放映したこと、担当ディレクターが精神病に対する認識がなく字幕スーパーの原稿を作ったこと、放映後「ウオッチ」番組制作者132人に対して、精神しょうがい者に対しての二回の研修をしたこと、等を報告されました(4月11日付けTBSよりの回答文)。しかし、今回の事件はTBSとは別のTBSライブの「ウオッチ」担当者が制作したものであり、責任はTBSではなくTBSライブにあるとの主張を繰り返されました。そのことは今後の課題となるつぐないの問題、再発防止の問題、研修の問題等すべての領域にかかわることでありました。
私たちの会は当然、今回の事件の責任は放送法によって全国に放映したTBSにあることが前提であることを主張しました。話し合いは4時間半に及んだのでしたが私たちの主張は認められず、私たちの会は、再度の抗議文でもってTBSが責任をもって回答し、TBSが私たちとの話し合いに応じることを要望しました。その確約をえて、一回目の糾弾会は終わりました。
6月10日の冒頭にTBS総務局 高橋広成法務部長より、児玉守弘TBS取締役名による回答文が読み上げられました。(→TBSの回答文はこちらから)
まず、何故高橋紳吾助教授にコメントを求めたのか、企画の段階で通り魔事件の犯人は精神しょうがい者という意識があったのでないか、と疑問が投げかけられました。昨年の十月に前番組内で高橋紳吾助教授にコメントを求めた経緯があったとのことでありますが、そのコメント内容も、高橋紳吾助教授が書物等で主張しているサイコパスの考えを述べていることであり、前回の番組作りの手法においても問題があり、そのコメント内容にも差別性があったにもかかわらず、その認識が欠落していたために今回も差別事件を起こすことになったと指摘しました。そのことに気づいた以上、TBSは今後、高橋紳吾助教授にコメントを求めるべきでないと強く要請しました。
又、特別企画は出来るだけ早い時期に放映すべきとの声もありました。
この回答文には詳細な報告がありませんが、5月8日TBSのニュース23を見た我々の仲間がその日のニュース23の番組内容(テーマはゴースロー)は、ゆっくり、心を伝える番組作りをしている地方のメデイアを紹介をしていました。その内容は、「ウオッチ」のあわただしくかつ無神経な番組作りによって、どんなに多くの人を傷つけ、視聴者に間違った情報を流して、抗議を受けている真っ只中であることを思うと、そのギャップの大きさに驚き、メールで今回の「ウオッチ」の精神しょうがい者差別事件について書き、筑紫哲也さんどう思われますか、と送信し、同時にニュース23に電話して「今、メールを送った〇〇ですが筑紫哲也さんに見せてください。」と頼んだところ「そうします。」と約束されたのですが、対応された人は名前は言えないことになっているとのことで名前は告げられませんでした。
仕方なく約束通り筑紫哲也さんに読んでもらえたか確認のため、同じ曜日の15日、ニュース23に電話をかけられたところ、「受けた人間もわからないし、そんなことは聞いていない。」「そんな約束をした人間が悪いのであって、私ならそんな約束はしません。」等と述べ、その日も対応した人の名前は明かされず、「視聴者センターに言ってください。」とのこと、対応を批判すると「どうぞかまいませんから、問題にしてください。」と開き直られる始末、又、最初に対応した一人は一方的に電話を乱暴に切ってしまったという出来事が本人から明らかにされました。みんなはニュース23がそのようなスタッフによって制作・放映されていることに驚きました。
その件について、高橋広成法務部長は「聞いて知っています。筑紫哲也さんもその件を聞いて、今後はそういうことがないようにしょうね、とニュース23のスタッフに語ったとのことです。」と答え、今回の回答文に「貴団体のメンバーの方が電話でご意見を寄せられた際に、弊社の者が礼を失するような内容をしたということも聞き及んでおります。」と述べられているとのことでした。しかし、みんなが次々と事実確認をしますと高橋広成法務部長は詳しい事実関係を調べておられないことが明らかになりました。そのような対応をした社員は誰なのかも調べていない、今後、視聴者に名前を名乗るのかどうかも明確にできない、という実態が明白になりました。そういう現実を知らされると今回のTBSの回答文自体に対して信頼を失わざるを得なくなりました。
再度、回答文を拒否することも考えましたが、基本的にTBSへの信頼の問題となれば今回の抗議を限りなく継続するほかありません。私たちの会はいくつもの課題を担っています。その現実を見つめるなか、私たちの会が、ニュース23の件に関する事実調査と本人謝罪、回答内容の誠実でかつ確実な実施の確認をしたことに対して、TBSが繰り返し確約されたため、同日、TBSの回答文を受け取ることにいたしました。
私たちの会は今後とも、マスコミの精神しょうがい者差別に強く抗議していきたいと思います。今回の抗議行動に賛意をいただき感謝いたします。
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